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築山殿をテーマに幼少の頃から一生を描いた作品である。私には瀬名姫という響きも築山殿という人物にも魅力的に感じていたのであっという間に読んでしまった。築山御前にこれまで持っていた印象が一層身近に感じられた。歴史は勝利者の物語である故に、彼女に対して書かれる事はより多くの物語を生み出す事になるのだと思う。だから私が諸田玲子という作家を好きな理由がそこにある。 月を吐く
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